「プール熱ってどんな病気?」
「熱が下がったら保育園に行ける?」
「目が赤いけど受診した方がいい?」
そんな疑問を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。
プール熱(咽頭結膜熱)は、発熱・のどの痛み・目の充血が特徴の感染症です。特に保育園や幼稚園など集団生活の場で広がりやすく、夏に流行するイメージがありますが、一年を通してみられることがあります。
この記事では、プール熱の症状や感染経路、登園の目安、ご家庭でできるケアについて保育園看護師の視点からわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- プール熱(咽頭結膜熱)とはどんな病気か
- プール熱の主な症状
- 家庭でできるケアと受診の目安
- 保育園へ登園できるタイミング
- よくある質問
それでは詳しく見ていきましょう。
プール熱(咽頭結膜熱)とは?
プール熱の正式名称は「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」です。
アデノウイルスによって引き起こされる感染症で、主に発熱・のどの痛み・目の充血がみられます。
以前はプールを介して感染が広がることがあったため「プール熱」と呼ばれるようになりましたが、現在はプールだけでなく、飛沫感染や接触感染によって広がることがほとんどです。
保育園や幼稚園など子ども同士の距離が近い集団生活の場では、感染が広がりやすい感染症のひとつです。
プール熱の主な症状
プール熱では次のような症状がみられます。
| 症状 | よくみられる様子 |
|---|---|
| 発熱 | 38〜39℃前後の熱が数日続く |
| のどの痛み | 飲食を嫌がることがある |
| 目の充血 | 白目が赤くなる |
| 目やに | 目やにが増えることがある |
| だるさ | 元気がなくなることがある |
| 食欲低下 | のどの痛みで食べたがらない |
プール熱は「高熱・のどの痛み・目の充血」の3つがそろうことが多い感染症です。
発熱だけでは風邪と見分けがつきにくいこともありますが、「目が赤い」「目やにが増えた」といった症状がある場合はプール熱の可能性も考えられます。
症状には個人差があり、目の症状が軽い場合もあります。
プール熱はどのように感染する?
プール熱は感染力が強く、次のような経路で広がります。
- 咳やくしゃみによる飛沫感染
- 手やおもちゃなどを介した接触感染
- タオルの共用
- 目やになどの分泌物との接触
特に小さな子どもは手で目や口を触ることが多いため、保育園では感染が広がりやすくなります。
おうちでできるケア
プール熱に特効薬はなく、症状に合わせたケアが中心となります。
水分補給をこまめに行う
発熱やのどの痛みによって水分摂取量が減ることがあります。
少量ずつでもこまめに飲めるようにしましょう。
無理に食べさせない
のどの痛みがあると食欲が落ちることがあります。
ゼリーやヨーグルト、スープなど食べやすいものを選びましょう。
しっかり休養する
体力を回復するためにも、無理をせずゆっくり過ごしましょう。
目をこすらないようにする
目の症状がある場合は、目をこすらないように気をつけましょう。
目やにを拭く際は清潔なガーゼやティッシュを使用し、家族間でタオルを共用しないことも大切です。
受診の目安
次のような場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
- 高熱が続く
- 水分が十分に取れない
- 尿の回数が減っている
- ぐったりしている
- 目の充血や目やにが強い
- 呼吸が苦しそう
特に脱水症状には注意が必要です。
いつから保育園に行ける?
プール熱(咽頭結膜熱)は学校保健安全法で第二種感染症に分類されています。
登園の目安は、
主要な症状がなくなった後、2日を経過してから
です。
例えば、
- 月曜日に解熱し症状が改善
- 火曜日・水曜日に症状が再発しないことを確認
- 木曜日から登園
という流れが一般的な目安になります。
園によっては登園届や意見書が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
プール熱に関するよくある質問(Q&A)
Q. プール熱は大人にうつりますか?
A. はい、うつることがあります。
大人の場合は子どもより症状が強く出ることもあり、発熱やのどの痛み、目の充血などがみられます。看病の際は手洗いやタオルの共用を避けることが大切です。
Q. プール熱はプールに入らなくてもうつりますか?
A. はい、うつります。
現在は飛沫感染や接触感染による感染が多く、プールに入っていなくても保育園や家庭内で感染することがあります。
Q. プール熱は何日くらいで治りますか?
A. 症状には個人差がありますが、発熱は3〜5日程度続くことが多いとされています。
その後も目の症状やだるさが残る場合があります。
Q. 兄弟は保育園に行ってもいいですか?
A. 元気で症状がなければ登園できる場合が一般的です。
ただし園によって対応が異なることもあるため、心配な場合は確認しておくと安心です。
Q. プール熱と風邪の違いは何ですか?
A. プール熱は発熱やのどの痛みに加えて、目の充血や目やにがみられることが特徴です。
風邪との区別が難しいこともありますが、「熱+目の症状」がある場合は受診を検討しましょう。
まとめ
プール熱(咽頭結膜熱)はアデノウイルスによる感染症です。
発熱・のどの痛み・目の充血が特徴で、保育園など集団生活の場で広がりやすい感染症でもあります。
- 発熱・のどの痛み・目の充血が主な症状
- 飛沫感染や接触感染で広がる
- 水分補給と休養が大切
- 主要症状がなくなってから2日経過後が登園の目安
お子さんの体調を見ながら無理をせず、心配な症状がある場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
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参考文献
参考・お願い
※本記事は厚生労働省などが公表している情報を参考に作成しています。心配な症状がある場合は医療機関へご相談ください。

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