かゆみを伴う発疹が全身に広がる「水痘(みずぼうそう)」。
子どものころによくかかる感染症ですが、感染力が非常に強く、保育園や家庭内で広がりやすいことが特徴です。
「発疹が出たけれど水ぼうそうかな?」
「いつから登園できる?」
「兄弟や妊婦の家族にうつったら大丈夫?」
この記事では、水痘の症状や登園の目安、家庭でのケア、家族が気をつけたいポイントについて、保育園看護師の視点でわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 水痘(みずぼうそう)の症状
- 発疹の特徴と経過
- 登園の目安
- 家庭でできるケア
- ワクチン接種の確認が大切な理由
- 妊婦さんや1歳未満の赤ちゃんがいる家庭での注意点
- よくある質問
水痘(みずぼうそう)とは?
水痘(みずぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる感染症です。
感染力が非常に強く、
- 空気感染
- 飛沫感染
- 接触感染
によって広がります。
発疹が出る1〜2日前から感染力があり、家庭や保育園で広がりやすいことが特徴です。
現在は1歳から定期予防接種が行われており、ワクチン接種により発症や重症化を防ぐことができます。
ただし、ワクチンを接種していても感染することがあり、その場合は症状が軽いことが多いとされています。
水痘の主な症状
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 発熱 | 出ないこともある |
| 発疹 | 赤いぶつぶつから始まる |
| 水ぶくれ | 全身に広がる |
| かさぶた | 回復のサイン |
| かゆみ | 強いことが多い |
| 食欲低下 | だるさを伴うことがある |
水痘の発疹の特徴
水痘の発疹は、次のように変化していきます。
赤い発疹
↓
水ぶくれ
↓
かさぶた
水痘の特徴は、
赤い発疹・水ぶくれ・かさぶたが同時に見られること
です。
頭や顔、体に発疹が現れ、全身へ広がっていくことがあります。
登園はいつからできる?
水痘は学校保健安全法で出席停止となる感染症です。
すべての発疹がかさぶたになってから登園できます。
登園前には、次の点も確認しましょう。
□ 発熱がない
□ 元気がある
□ 食事や水分がとれている
□ すべての発疹がかさぶたになっている
※登園の基準は園によって異なる場合があるため、確認しましょう。
家庭でできるケア
かゆみ対策をする
かゆみが強いと、掻き壊して傷になることがあります。
- 爪を短く切る
- 肌を清潔に保つ
- 医師から処方された薬を使用する
などの対応を行いましょう。
水分補給をしっかり行う
発熱や食欲低下により、水分不足になることがあります。
少量ずつでもこまめに水分をとりましょう。
肌を清潔に保つ
汗をかいたら着替えを行い、清潔なタオルを使用しましょう。
体調が良ければ入浴も可能ですが、強くこすらないように注意しましょう。
家族のワクチン接種歴を確認しましょう
水ぼうそうは家庭内で感染しやすい感染症です。
兄弟の誰かが感染した場合は、家族の
- 水ぼうそうにかかったことがあるか
- 水痘ワクチンを2回接種しているか
を確認しておくと安心です。
特に、
- 1歳未満の赤ちゃん
- 妊婦さん
- 免疫力が低下している方
がいる家庭では注意が必要です。
心配な場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
水ぼうそうは発疹が出る前から感染力があります。
家庭内で感染した場合は、お子さんだけでなく家族全員の感染歴やワクチン接種歴を確認することが大切です。
特に、1歳未満の赤ちゃんや妊婦さんがいる家庭では、早めに医療機関へ相談すると安心です。
水痘に関するよくある質問(Q&A)
Q. 水ぼうそうは何回もかかりますか?
通常は一度かかると免疫ができます。
Q. ワクチンを打っていてもかかりますか?
感染することがありますが、症状が軽くなることが多いとされています。
Q. 兄弟が水ぼうそうになったらどうしたらいいですか?
家族の感染歴やワクチン接種歴を確認しましょう。
今後、発熱や発疹が出る可能性があるため、しばらく体調の変化に注意しましょう。
Q. 妊婦が水ぼうそうに感染するとどうなりますか?
妊婦さんが感染すると重症化しやすくなることがあります。また、妊娠時期によっては赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。
家族に水ぼうそうと診断された人がいる場合は、早めに産婦人科や医療機関へ相談しましょう。
Q. 兄弟に1歳未満の赤ちゃんがいます。注意することはありますか?
1歳未満の赤ちゃんは、水痘ワクチンを接種していない、または接種回数が十分でないことがあり、感染に注意が必要です。
発熱や発疹がないか様子を見ながら、心配な場合は小児科へ相談しましょう。
Q. お風呂に入ってもいいですか?
体調が良ければ入浴は可能です。肌をこすらず、優しく洗いましょう。
まとめ
水痘(みずぼうそう)は、強い感染力をもつ感染症です。
発疹は「赤い発疹 → 水ぶくれ → かさぶた」と変化し、すべての発疹がかさぶたになったら登園できます。
また、お子さん本人だけでなく、兄弟や家族の感染歴、ワクチン接種歴を確認することも大切です。
特に、1歳未満の赤ちゃんや妊婦さんがいる家庭では、早めに医療機関へ相談しながら対応していきましょう。
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参考文献
参考・お願い
※本記事は、厚生労働省、こども家庭庁、国立健康危機管理研究機構(感染症情報提供サイト)などが公表している情報を参考に作成しています。お子さまの症状や登園の判断に迷う場合は、かかりつけ医や通園先へご相談ください。

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