保育園で流行りやすい感染症5選|症状・うつり方・登園の目安を保育園看護師が解説

保育園では、子どもたちが集団で生活するため、さまざまな感染症が流行します。

「熱が出たけど何の病気だろう?」
「保育園はいつから行ける?」
「兄弟にうつらないか心配…」

このような悩みを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。

特に乳幼児期は免疫が未熟なため、感染症にかかることは珍しくありません。しかし、症状や登園の目安を知っておくことで、慌てず対応しやすくなります。

この記事では、保育園で特に流行しやすい感染症5つについて、症状や特徴、予防のポイントを保育園看護師の視点から分かりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 保育園で流行しやすい感染症5選
  • それぞれの主な症状
  • 登園時に気をつけたいポイント
  • 家庭でできる感染予防
  • 受診の目安

保育園で流行りやすい感染症5選

① 手足口病

手足口病は、夏に流行しやすいウイルス感染症です。

主な症状は次のとおりです。

  • 手のひらや足の裏に発疹
  • 口の中の水ぶくれや口内炎
  • 発熱(出ないこともある)
  • 食欲低下

口の中が痛くなり、水分や食事を嫌がることがあります。

比較的元気な子も多いですが、水分が取れなくなると脱水のリスクがあるため注意が必要です。

手足口病について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】【保育園看護師が解説】手足口病とは?症状・登園の目安・家庭でのケア

② ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナも夏に流行する感染症のひとつです。

主な症状は、

  • 突然の高熱
  • のどの痛み
  • 口の奥の水ぶくれ
  • 食欲低下

です。

熱は2〜4日程度続くことが多く、のどの痛みで飲食が難しくなる場合があります。

こまめな水分補給を心がけましょう。

ヘルパンギーナについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】保育園でヘルパンギーナになったら?症状・登園の目安を保育園看護師が解説

③ RSウイルス感染症

RSウイルスは、乳幼児に多い呼吸器感染症です。

主な症状は、

  • 鼻水
  • 発熱
  • ゼーゼーする呼吸

などがあります。

特に0〜2歳頃の子どもでは重症化することもあり、呼吸状態の観察が重要です。

呼吸が苦しそうな場合は早めに受診しましょう。

RSウイルス感染症について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】RSウイルス感染症とは?症状や受診の目安・登園のポイントを保育園看護師が解説

④ 溶連菌感染症

溶連菌感染症は、細菌によって起こる病気です。

主な症状は、

  • 発熱
  • のどの痛み
  • いちご舌
  • 発疹

などがあります。

抗菌薬による治療が必要なため、受診して医師の診断を受けましょう。

溶連菌感染症について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】溶連菌とは?症状・登園の目安・家庭で気をつけたいことを保育園看護師が解説

⑤ 感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、秋から冬にかけて流行しやすい感染症です。

主な症状は、

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱

です。

家族内感染が起こりやすいため、吐物や便の処理後はしっかり手洗いを行いましょう。

感染性胃腸炎について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください

【関連記事】感染性胃腸炎とは?症状・登園の目安・家庭でのケアを保育園看護師が解説

家庭でできる感染症予防

感染症を完全に防ぐことは難しいですが、次のような対策が予防につながります。

手洗いを習慣にする

帰宅後や食事前、トイレの後は石けんを使って手を洗いましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠不足は免疫力の低下につながります。

規則正しい生活を心がけましょう。

バランスのよい食事を意識する

好き嫌いがあっても大丈夫です。

さまざまな食品を少しずつ取り入れながら、無理のない範囲で栄養をとりましょう。

体調不良時は無理をしない

元気がない、食欲がないなど普段と様子が違う場合は、庭でゆっくり休養することも大切です。

こんな時は受診を検討しましょう

次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

□ 高熱が続く

□ 水分が取れない

□ 呼吸が苦しそう

□ ぐったりしている

□ 顔色が悪い

□ 尿の回数が少ない

子どもは体調の変化が早いため、普段との違いをよく観察しましょう。

まとめ

保育園では、

  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • RSウイルス感染症
  • 溶連菌感染症
  • 感染性胃腸炎

などの感染症が流行しやすくなります。

感染症にかかること自体は成長の過程で珍しいことではありません。

大切なのは、症状に気づき、適切に対応することです。

日頃から手洗いや十分な休息を心がけ、体調の変化を見逃さないようにしましょう。


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参考文献

こども家庭庁
国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

参考・お願い

※本記事は、こども家庭庁や日本小児科学会などが公表している情報を参考に作成しています。お子さんの症状や年齢によって対応は異なります。心配な症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

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