感染性胃腸炎とは?症状・登園の目安・家庭でのケアを保育園看護師が解説

「突然吐いてしまったけれど大丈夫?」
「下痢が続いているけれど保育園に行ける?」

感染性胃腸炎は保育園でよくみられる感染症のひとつです。

特に冬はノロウイルス、乳幼児ではロタウイルスなどが原因となり、嘔吐や下痢の症状がみられます。

この記事では、感染性胃腸炎の症状や登園の目安、家庭でのケアについて保育園看護師の視点でわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 感染性胃腸炎の主な症状
  • 原因となるウイルス
  • 家庭でのケア方法
  • 登園の目安
  • よくある質問

感染性胃腸炎とは?

感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌が原因で胃や腸に炎症が起こる病気です。

乳幼児ではウイルス性が多く、

  • ノロウイルス
  • ロタウイルス
  • アデノウイルス
  • サポウイルス

などが原因となります。

主な症状

症状特徴
嘔吐突然始まることが多い
下痢水っぽい便になる
発熱出ないこともある
腹痛お腹を痛がる
食欲低下水分も嫌がることがある

どのようにうつる?

感染性胃腸炎はとても感染力が強い病気です。

接触感染

嘔吐物や便に触れた手から感染

飛沫感染

嘔吐時の飛沫から感染

経口感染

汚染された手や食べ物を介して感染

家庭でのケア

水分補給を優先する

嘔吐や下痢が続くと脱水になりやすくなります。

一度にたくさん飲ませるよりも、

  • スプーン1杯
  • 一口ずつ

をこまめに与えましょう。

無理に食べさせない

嘔吐が落ち着くまでは無理に食事を進める必要はありません。

食べられそうなら

  • おかゆ
  • うどん
  • スープ

など消化の良いものから始めます。

脱水症状に注意

次のような様子があれば受診を検討しましょう。

  • 水分がとれない
  • おしっこが少ない
  • ぐったりしている
  • 唇が乾いている
  • 半日以上尿が出ない

嘔吐物や便の処理は感染対策を意識しましょう

感染性胃腸炎では、嘔吐物や便の中にウイルスが含まれていることがあります。

処理する際は、使い捨ての手袋やマスクを着用し、周囲に広がらないよう注意しましょう。

処理後は石けんでしっかり手を洗い、必要に応じて消毒を行うことが大切です。

※嘔吐物の具体的な処理方法については、別記事で詳しく解説しています。

登園の目安

感染性胃腸炎には法律で定められた出席停止期間はありません。

ただし保育園では、

  • 嘔吐がおさまっている
  • 下痢が改善している
  • 普段通り食事ができる
  • 元気に過ごせる

ことが登園の目安になります。

園によって基準が異なる場合があるため確認しましょう。

保育園看護師のワンポイント

💡 症状が落ち着いても便の中にはしばらくウイルスが排出されます。

手洗いを丁寧に行い、タオルの共用を避けることで家庭内感染を予防できます。

兄弟や保護者へ広がるケースも少なくありません。

感染性胃腸炎に関するよくある質問(Q&A)

感染性胃腸炎は何日くらいで治る?

多くは2〜7日程度で改善します。

下痢だけでも登園できる?

普段通り食事ができ、活動できる状態が目安です。

回数が多い場合や水様便が続く場合は自宅で様子をみましょう。

家族にうつりますか?

うつります。

特に嘔吐物や便の処理後の手洗いが重要です。

ノロウイルスと胃腸炎は違うの?

ノロウイルスは感染性胃腸炎を引き起こす原因のひとつです。

まとめ

感染性胃腸炎は嘔吐や下痢を起こす身近な感染症です。

症状がある時は水分補給を優先し、脱水に注意しながら過ごしましょう。

登園は「嘔吐や下痢がおさまり、普段通りの生活ができること」が目安です。

心配な場合は医療機関や保育園に相談してください。


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参考文献

参考・お願い

※本記事は厚生労働省などが公表している情報を参考に作成しています。心配な症状がある場合は医療機関へご相談ください。

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