保育園から「お迎えをお願いします」と連絡があると、慌てて帰宅し、その後どう過ごせばよいのか迷うこともありますよね。
保育園では、お迎えの際にご家庭での過ごし方についてお伝えすることがあります。
今回は、保育園看護師の視点から、発熱や体調不良で帰宅したお子さんが家庭で安心して過ごせるよう、帰宅後に気をつけたい7つのポイントをご紹介します。
① まずはゆっくり休ませましょう
帰宅後は、無理をせずゆっくり体を休めることが大切です。
元気そうに見えても、体は体調と闘っています。
- 外出は控え、家で静かに過ごしましょう。
- 激しい遊びは避け、絵本を読んだり動画を見たりするなど、落ち着いて過ごせる遊びがおすすめです。
- 十分な睡眠や休息が回復につながります。
② 水分補給はこまめに
発熱すると汗をかきやすく、水分が不足しやすくなります。
一度にたくさん飲ませるのではなく、少量ずつこまめに飲むことを心がけましょう。
麦茶や湯冷まし、年齢に応じて経口補水液などもおすすめです。
嘔吐がある場合
吐いた直後にたくさん飲ませると、再び吐いてしまうことがあります。
少し時間をあけてから、少量ずつゆっくり飲ませましょう。
③ 食事は無理をしなくても大丈夫
食欲がないときは、無理に食べさせる必要はありません。
まずは水分がとれていることを優先しましょう。
食べられそうであれば、
- おかゆ
- やわらかいうどん
- 野菜スープ
- バナナ
- すりおろしりんご
など、消化のよいものから少しずつ食べるのがおすすめです。
油っこいものや刺激の強い食べ物は、体調が回復するまでは控えましょう。
④ お風呂やシャワーは無理をしない
熱が高くぐったりしているときは、入浴は控えましょう。
熱があっても元気があり、機嫌も良ければ短時間のシャワー程度なら問題ないこともあります。
汗をかいて気になる場合は、濡れたタオルで体を拭くだけでも十分です。
⑤ 熱があるときは、お子さんの様子に合わせて体温調節を
熱があるからといって、必ず冷やさなければいけないわけではありません。
寒そうにしている(悪寒がある)とき
- 手足が冷たい
- ブルブル震えている
- 「寒い」と言う
このようなときは、体温が上がる途中です。
無理に冷やさず、衣類や毛布などで温かくしてあげましょう。
暑そうにしているとき
- 顔が赤い
- 汗をかいている
- 布団を嫌がる
このようなときは、衣類を調節して涼しく過ごせるようにしましょう。
嫌がらなければ、首・脇の下・足の付け根を、タオルで包んだ保冷剤などでやさしく冷やすのも一つの方法です。
※冷やしすぎには注意し、嫌がる場合は無理に行う必要はありません。
冷却シート(冷えピタ®など)は、ひんやりして気持ちよく感じることはありますが、熱を下げる効果があるわけではありません。
また、乳幼児では寝返りや動きでシートがはがれ、口や鼻を覆ってしまうことで誤嚥や窒息につながる危険性があります。
小さなお子さんへの使用は注意し、嫌がる場合は無理に貼る必要はありません。
⑥ 熱だけでなく「様子」を見ることも大切です
体温だけではなく、お子さん全体の様子もよく観察しましょう。
チェックしたいポイント
☑ 水分が飲めている
☑ おしっこが出ている
☑ 呼吸が苦しそうではない
☑ 顔色は悪くない
☑ 呼びかけへの反応がある
☑ 機嫌や遊ぶ様子が普段と大きく変わらない
⑦ 週末や連休前は早めの受診も検討しましょう
金曜日の夕方や連休前は、かかりつけ医がお休みに入ることがあります。
「今は元気そうだから様子を見よう」と思っていても、夜になって熱が上がったり、症状が悪化したりして、当番医や救急外来を受診することも少なくありません。
お子さんの様子が気になる場合や、「このまま週末を迎えて大丈夫かな」と不安を感じる場合は、かかりつけ医の診療時間内に相談しておくと安心です。
こんなときは早めに受診しましょう
- 水分がほとんど飲めない
- 何度も吐いている
- 呼吸が苦しそう
- ぐったりしている
- 呼びかけへの反応が弱い
- けいれんを起こした
- 保護者の方が「いつもと様子が違う」と感じる
まとめ
子どもが体調を崩すと心配になりますが、帰宅後は慌てず、お子さんがゆっくり休める環境を整えてあげることが大切です。
「熱が何度あるか」だけではなく、水分がとれているか、呼吸の様子や機嫌など、お子さん全体の様子を見守りながら過ごしましょう。
保護者の方が「少し心配だな」「受診した方がいいかな」と迷ったときは、その直感も大切です。不安なときは、かかりつけ医に相談し、安心してお子さんを見守れるようにしてくださいね。
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参考・お願い
※本記事は、こども家庭庁や日本小児科学会などが公表している情報を参考に、保育園看護師としての経験も踏まえて作成しています。お子さんの症状や年齢、体調によって適切な対応は異なります。不安な症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

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