保育園の保健だよりを作るとき、
「今月は何を書こう?」
「毎年同じ内容になってしまう……」
「季節に合った健康情報を取り入れたい」
と悩むことはありませんか?
保健だよりは、子どもたちの健康や安全について保護者に伝える大切なおたよりです。
一方で、毎月テーマを考えて、内容をまとめ、イラストや図解まで準備するのは意外と大変ですよね。
この記事では、保育園の保健だよりに使いやすい年間のネタ・テーマを月別にまとめました。
季節の健康管理、感染症、生活習慣、歯と口の健康、事故予防など、保育園で取り入れやすいテーマを中心に紹介しています。
「今月の保健だより、何を書こう?」と迷ったときに、ぜひ活用してください。
保育園の保健だよりは「季節」に合わせてテーマを選ぼう
保健だよりのテーマを考えるときは、その時期に起こりやすい健康問題や、園生活で注意したいことを意識すると内容を決めやすくなります。
例えば、
- 春:新生活、生活リズム、健康診断
- 夏:熱中症、水遊び、食中毒、夏の感染症
- 秋:目の健康、運動、感染症
- 冬:インフルエンザ、感染性胃腸炎、乾燥、手洗い
などです。
また、毎年同じテーマを扱う場合でも、対象となる年齢や保護者への伝え方を少し変えることで、内容をブラッシュアップできます。
保育園の保健だより年間ネタ|月別一覧
ここからは、4月から3月まで、月ごとに使いやすい保健だよりのテーマを紹介します。
4月の保健だよりネタ
新年度の生活リズム
- 新しい環境に慣れるまでの過ごし方
- 睡眠・食事・排便など生活リズムを整える
- 朝食の大切さ
- 疲れが出やすい時期の休息
健康診断について
- 身体測定
- 内科健診
- 歯科健診
- 健康診断を受ける意味
保育園での感染症対策
- 手洗い
- 咳エチケット
- 園での感染症対策
- 体調不良時の登園について
5月の保健だよりネタ
生活リズムを整えよう
- 睡眠
- 朝食
- 適度な運動
- 疲れをためない生活
熱中症対策を始めよう
5月頃から気温が高くなる日もあるため、夏本番を迎える前から熱中症対策について伝えるのもおすすめです。
- こまめな水分補給
- 暑さに慣れていない時期の注意
- 外遊びの際の服装
- 子どもの熱中症のサイン
戸外遊びと紫外線対策
- 帽子
- 服装
- 日陰での休憩
- 暑い時間帯の活動
6月の保健だよりネタ
歯と口の健康
6月は歯と口の健康について取り上げやすい時期です。
- 歯みがきの習慣
- 仕上げみがき
- むし歯予防
- よく噛んで食べること
食中毒予防
気温や湿度が高くなる時期には、食中毒について伝えるのもおすすめです。
- 手洗い
- 食品の取り扱い
- お弁当の衛生管理
- 食中毒を予防するためのポイント
梅雨時期の健康管理
- 室温・湿度
- 汗をかいた後の着替え
- 食欲低下
- 体調の変化
7月の保健だよりネタ
熱中症を予防しよう
夏の保健だよりの定番テーマです。
- 子どもの熱中症のサイン
- 水分補給
- 外遊びの注意
- 暑さ指数(WBGT)
- 帽子や服装
水遊び・プールでの安全
- 体調確認
- 睡眠不足への注意
- 食事・水分補給
- 事故予防
- 皮膚や目の健康
夏に流行しやすい感染症
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- 咽頭結膜熱
- その他の夏の感染症
8月の保健だよりネタ
夏の疲れに注意
- 睡眠
- 食欲
- 水分補給
- 生活リズム
夏の感染症
7月に引き続き、夏に流行しやすい感染症を取り上げることができます。
虫刺され・虫よけ
- 虫刺されへの対応
- かきむしりを防ぐ
- 戸外活動時の対策
9月の保健だよりネタ
防災と子どもの安全
9月は防災について考える機会として、保健だよりにも取り入れやすいテーマです。
- 災害時の備え
- 子どもの常備薬・持病への備え
- 家庭での避難場所の確認
- 防災バッグの準備
夏の疲れをリセット
- 睡眠
- 食事
- 生活リズム
- 朝の体調確認
救急の日
- けがをしたときの対応
- 受診が必要な症状
- 家庭での応急手当
10月の保健だよりネタ
目を大切にしよう
10月10日は「目の愛護デー」です。
子どもの目の健康について考え、毎日の生活の中で目を大切にするためのポイントを紹介するテーマです。
- テレビやタブレットとの付き合い方
- 屋外で遊ぶこと
- 目を休ませる
- 見え方の変化に気づく
- 明るい場所で過ごす
- 十分な睡眠をとる
秋の感染症対策
- 手洗い
- 換気
- 咳エチケット
- 体調不良時の休息
運動とけが予防
- 運動前の準備
- 水分補給
- 靴のサイズ
- 転倒や衝突への注意
11月の保健だよりネタ
冬の感染症に備えよう
- 手洗い
- 換気
- 咳エチケット
- 十分な睡眠
- バランスのよい食事
インフルエンザについて
- 主な症状
- 感染予防
- 登園の目安
- 家庭での過ごし方
乾燥対策
- 肌の乾燥
- 室内の乾燥
- 水分補給
- スキンケア
12月の保健だよりネタ
感染性胃腸炎に注意
冬に増える感染性胃腸炎について、家庭での予防や対応を伝えます。
- 嘔吐・下痢
- 脱水
- 水分補給
- 家庭内感染予防
- 嘔吐物の処理
冬の感染症対策
- 手洗い
- 換気
- 適切な室温・湿度
- 生活リズム
年末年始の生活リズム
- 夜更かし
- 食生活
- 外出時の感染対策
- 事故予防
1月の保健だよりネタ
冬の感染症を予防しよう
年末年始の休み明けは、改めて感染症対策を伝える機会になります。
- 手洗い
- 換気
- 咳エチケット
- 睡眠
- 食事
寒い季節の健康管理
- 防寒
- 室内の乾燥
- 水分補給
- 運動
生活リズムを取り戻そう
長期休み明けの生活リズムを整えるポイントを紹介します。
2月の保健だよりネタ
花粉症について
- 花粉症の主な症状
- 花粉を室内に持ち込まない工夫
- 鼻水・くしゃみへの対応
冬の感染症対策
- インフルエンザ
- 感染性胃腸炎
- その他の感染症
手洗いを見直そう
年度末に向けて、改めて正しい手洗いについて確認するのもおすすめです。
3月の保健だよりネタ
1年間の健康を振り返ろう
- 生活習慣
- 手洗い
- 食事
- 睡眠
- 戸外遊び
進級・就学に向けて
- 生活リズム
- 朝の支度
- 睡眠
- 新しい環境への心の準備
春休みの安全
- 交通安全
- 外遊び
- 誤飲・誤嚥
- やけど
- 水の事故
季節別に選ぶ保健だよりのテーマ
月が決まっていない場合は、季節からテーマを選ぶ方法もあります。
春の保健だより
- 新年度の生活リズム
- 健康診断
- 歯と口の健康
- 花粉症
- 戸外活動
- 紫外線対策
夏の保健だより
- 熱中症
- 水分補給
- 水遊び・プール
- 食中毒
- 虫刺され
- 夏の感染症
秋の保健だより
- 防災
- 救急
- 目の健康
- けが予防
- 感染症対策
- 生活リズム
冬の保健だより
- インフルエンザ
- 感染性胃腸炎
- 手洗い
- 換気
- 乾燥対策
- 生活リズム
保健だよりのテーマに迷ったときの選び方
毎月のテーマを考えるときは、次の3つを意識すると決めやすくなります。
① その月に起こりやすい健康問題
季節によって、子どもに起こりやすい体調変化は異なります。
「今、この時期に保護者へ伝えておきたいことは何か?」と考えてみましょう。
② 園で実際に起こっていること
実際に園で増えている症状やけがをテーマにするのもおすすめです。
例えば、
- 嘔吐が増えている
- 咳や鼻水の子が多い
- 転倒によるけがが増えている
- 暑くなってきた
などです。
現場で困っていることは、そのまま保健だよりのテーマになります。
③ 保護者が知りたいこと
「家庭ではどうしたらいい?」につながるテーマは、保健だよりにも向いています。
例えば、
- 熱が出たらどうする?
- 下痢のときは登園できる?
- 嘔吐したときの水分補給は?
- 鼻水だけなら登園していい?
- 家庭内感染を防ぐには?
などです。
保育園看護師が保健だよりを作るときに大切にしたいこと
保健だよりは、医学的な情報をたくさん詰め込むことよりも、保護者が「家庭で何をすればいいのか」がわかる内容にすることが大切です。
例えば、
「熱中症に注意しましょう」
だけで終わらせるのではなく、
- どんな症状に注意する?
- 水分はどうとる?
- どんなときに受診する?
- 家庭でできる予防は?
というように、具体的な行動につなげられる情報を入れると、読みやすい保健だよりになります。
保健だよりは「園の取り組み」をプラスすると、より伝わりやすくなる
保健だよりのテーマは、季節や行事に合わせて決めるだけでなく、その時期に園で行った取り組みや、保護者に知らせたいことをプラスするのもおすすめです。
例えば、
- 救命救急講習を行った
- SIDS研修を行った
- 歯科健診を実施した
- 避難訓練を行った
- 園で感染症が流行している
- けがが増えている
- 身体計測を実施した
- 園での健康に関する取り組みを紹介したい
などです。
例えば10月のテーマを「目の愛護デー」にした場合でも、目の健康についての情報だけでなく、
「職員向けのSIDS研修を行いました」
といった園からのお知らせや取り組みを加えることができます。
このように、毎月の健康テーマに**「その園で実際にあったこと」**を組み合わせることで、どの園でも使える内容ではなく、その園ならではの保健だよりになります。
保健だより作成に役立つ関連記事
感染症・体調不良
感染症
けが・応急処置
- 保育園で起こりやすいけがと応急処置
- 鼻血が出たときの対応
- 保育園での転倒・打撲への対応
保健だよりは「毎年使える自分の資料」にしていこう
保健だよりは、毎月ゼロから作る必要はありません。
一度作ったテーマを、
- 翌年に見直す
- 最新の情報に更新する
- 園児の年齢に合わせて内容を変える
- 図解を追加する
- 保護者から質問が多かった内容を追記する
ことで、少しずつ使いやすい資料に育てていくことができます。
「今年作った保健だよりが、来年の自分を助けてくれる」
そんな形を目指して、無理なくストックしていきましょう。
このブログでも、保育園看護師が実際の園生活で使いやすい保健だよりのテーマや、子どもの健康・感染症・けがについての記事を少しずつ紹介していきます。


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