保育園で熱がでたらどうする?保育園看護師が見ているポイントを解説

保育園では、子どもが発熱したときに体温だけで判断しているわけではありません。

熱の高さだけでなく、元気さや水分摂取、呼吸の状態などを総合的に確認し、お迎えが必要かどうかを判断しています。

「保育園で熱が出たので、お迎えをお願いします。」

保育園からこのような電話がかかってくると、驚きや心配、不安な気持ちになりますよね。

「急に熱が上がったのかな?」
「園ではどんな様子だったんだろう?」

そんなふうに感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、保育園看護師として働く私が、

  • 保育園で発熱したときの対応の流れ
  • 保育園看護師が見ているポイント
  • 保護者へ連絡するタイミング
  • お迎えまでの対応

について分かりやすくご紹介します。

保育園で熱が出たときの対応の流れ

保育園では、子どもが発熱した際、おおまかに次のような流れで対応しています。

流れ園で行っていること
①体温を測る発熱があるか確認します
②全身の様子を観察する元気さ・機嫌・水分摂取・呼吸などを確認します
③他の症状を確認する咳・鼻水・嘔吐・下痢・発疹などを確認します
④保護者へ連絡する体温や子どもの様子をお伝えします
⑤お迎えまで見守る安静や水分補給を行いながら経過を観察します

では、それぞれ詳しくご紹介します。


保育園ではまずは体温を確認します

子どもの様子がおかしいと感じたり、顔が赤い、元気がないなどの変化が見られたりした場合は、まず体温を測ります。

一度熱が高かった場合でも、少し時間をあけて再度測定することもあります。

測り方やタイミングによって体温が変わることもあるため、できるだけ正確な状態を確認することを大切にしています。


保育園ではだけでなく「元気さ」も大切な判断材料です

保育園では、熱の高さだけではなく、子どもの全身の様子を確認しています。

例えば、

  • 機嫌はどうか
  • 普段どおり遊べているか
  • 水分は飲めているか
  • 顔色は悪くないか
  • 呼吸は苦しそうではないか
  • 眠そうだったり、ぐったりしていないか

など、さまざまな点を観察しています。

同じ38℃の発熱でも、元気に遊んでいる子と、ぐったりしている子では対応が異なることもあります。

そのため、保育園では体温だけではなく、子どもの全身状態を総合的に見ながら判断しています。


保育園では発熱以外の症状も確認しています

発熱以外の症状があるかどうかも確認します。

例えば、

  • 鼻水
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発疹
  • 食欲の低下

などです。

また、園内で感染症が流行している場合には、その状況も踏まえながら子どもの様子を見ています。


保育園ではどのタイミングで保護者へ連絡する?

発熱や全身状態からお迎えが必要と判断した場合は、保護者へ連絡します。

電話では、

  • 現在の体温
  • 子どもの様子
  • 水分や食事の状況
  • 発熱に気付いた時間

などをお伝えしています。

保護者の方も突然の電話に驚かれることが多いですが、少しでも安心してお迎えに来ていただけるよう、できるだけ分かりやすくお伝えすることを心掛けています。

保育園からの呼び出し電話を受けた保護者の気持ちについては、こちらの記事でも紹介しています。

▶︎ 保育園から呼び出しがあった時の親の気持ち|親になって初めてわかったこと


お迎えまで保育園ではどのように過ごす?

保護者がお迎えに来られるまでは、安全に過ごせるよう見守ります。

必要に応じて静かな場所で休んだり、水分補給をしたりしながら、体調の変化がないかを観察します。

保育士とも情報を共有しながら、その子が少しでも安心して過ごせるように対応しています。


保育園によって発熱時の対応は異なります

発熱時の対応やお迎えをお願いする基準は、保育園によって異なります。

園ごとのルールや子どもの体調、感染症の流行状況などを総合的に判断して対応しています。

気になることがあれば、通っている園へ確認しておくと安心です。

よくある質問

Q. 保育園では何度からお迎えになりますか?

園によって基準は異なりますが、多くの園では37.5〜38.0℃程度を目安にしつつ、体温だけでなく全身状態を合わせて判断しています。

Q. 熱があっても元気なら預かってもらえますか?

園ごとのルールによって異なります。

発熱がある場合は、お迎えをお願いすることが多いため、事前に園の対応を確認しておくと安心です。

Q. 保育園では薬を飲ませてもらえますか?

対応は園によって異なります。

誤薬防止や安全面から、朝・夕に服用できる薬への変更をお願いすることもあります。

昼の与薬が必要な場合は、園のルールを事前に確認しておくと安心です。


まとめ

保育園では、子どもが発熱した際、体温だけではなく全身の様子を見ながら対応しています。

保護者の方に安心していただけるよう、保育士と看護師が連携し、その子にとって最善と思われる対応を心掛けています。

園でどのようなことを見ているのかを知ることで、お迎えの電話を受けたときの不安が少しでも和らげばうれしいです。


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参考・お願い

※本記事は、こども家庭庁や日本小児科学会などが公表している情報を参考に、保育園看護師としての経験も踏まえて作成しています。お子さんの症状や年齢、体調によって適切な対応は異なります。不安な症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

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